一日一言
二月一六日 西行と日蓮
今日は聖人に縁のある日で、西暦一一九〇年には西行法師(平安末、鎌倉初期の僧)が没し、その三十三年後の貞応元年(西暦一二二二年)に日蓮上人(日蓮宗の開祖)が生まれた。二人の聖人はその性格が両極端で宗教の幅の広さを教えてくれる。宗教は各自の性格をそのまま発揮して、人の心を一つにするものである。
梢吹く風の心はいかがせん
したがふ花の恨めしきかな 〈西行法師〉心からよこしまに降る雨はあらじ
風こそ夜半の窓をうつらめ 〈日蓮上人〉
- 作者: 新渡戸稲造,岬龍一郎
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2008/10/29
- メディア: 新書
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