NAKAMOTO PERSONAL

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夢二

「夢二が手がけた挿絵の版木、群馬・桐生の織物図案家宅で発見」(読売新聞)
 → http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20080709-OYT1T00692.htm

 群馬県立土屋文明記念文学館(高崎市)は9日、大正ロマンを代表する画家竹久夢二(1884〜1934)の雑誌挿絵の版木8点が見つかったと発表した。

 使い捨てが普通だった版木が残っていることは珍しく、同館は「主な夢二関連施設に問い合わせたところ、版木の発見例はない」としている。

 8点は、群馬県桐生市の織物図案家、福島宏和さん(72)が自宅に保管していた版木33点の一部。同じ織物図案家だった父親が東京で修業していたころに、印刷所などから参考資料として譲り受けたものらしい。2003年に別の調査で訪れた同館職員が預かり、調査していた。

 版木には夢二らしい美人画や風景などが彫られ、1911年から翌年にかけ、東京の出版社「博文館」が発行した雑誌「少女世界」などに挿絵として掲載された。版画家に依頼して実際に印刷したところ、摩耗や小さい傷などはあるものの、鮮明な版画となった。

 木版画は、画家が薄い紙に絵を描き、木版職人がそれを裏返しに張って彫る。原画は残らないため、版木は貴重な原本になるが、版を重ねない雑誌用の版木は捨てられていた。

 同館の吉田佳代子学芸員らは「東京を離れたため、奇跡的に関東大震災や戦災を免れた。夢二の挿絵が木版画だったことが確認されたのも貴重」と話している。版木などは、12日からの企画展で展示される。

『群馬県立土屋文明記念文学館』 http://www.bungaku.pref.gunma.jp/


『夢二郷土美術館』 http://www.yumeji-art-museum.com/
竹久夢二伊香保記念館』 http://www.yumeji.or.jp/

竹久夢二 - Wikipedia』 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%B9%E4%B9%85%E5%A4%A2%E4%BA%8C




竹久夢二の絵手紙

竹久夢二の絵手紙



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