NAKAMOTO PERSONAL

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沙羅雙樹之花之色

「無常観の白い花『沙羅双樹』が風情醸す…京都・東林院」(読売新聞)
 → http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080612-OYT1T00557.htm

 「沙羅双樹(さらそうじゅ)の寺」として知られる妙心寺塔頭(たっちゅう)・東林院(京都市右京区)で12日、「沙羅の花を愛(め)でる会」が始まった。

 沙羅双樹は、開花から1日で花が落ちるはかなさから、仏教の無常観を象徴する花とされ、平家物語の冒頭でも「沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理(ことわり)をあらはす」とうたわれている。

 古木や若木11本が植えられた本堂前の「沙羅の庭」は、コケの上に白い花が落ち、しっとりとした風情を醸し出している。同市上京区、会社員蜂谷真理さん(44)は「見ていると心がなごみます」と話していた。30日まで。


『娑羅双樹 - Wikipedia』 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A8%91%E7%BE%85%E5%8F%8C%E6%A8%B9
平家物語 - Wikipedia』 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E5%AE%B6%E7%89%A9%E8%AA%9E
祇園精舎 - Wikipedia』 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%87%E5%9C%92%E7%B2%BE%E8%88%8E


祇園精舎鐘聲 諸行無常響有 沙羅雙樹之花之色 盛者必衰之理顕 奢れる人も不久 只春夜如夢 猛者終亡ぬ 偏風之前塵同

―『平家物語