いそがしい、いそがしい。 ぼくの知っているあの星に、赤黒っていう先生がいてね、その先生、花のにおいなんか、吸ったこともないし、星をながめたこともない。だあれも愛したことがなくて、していることといったら、寄せ算ばかりだ。そして日がな一日を、き…
一月十八日 耐忍 大きいことでも小さいことでも、何か事を起こそうとすると、必ず周囲に反対されるのが世の常である。ある時は馬鹿者と罵られたり、狂人と呼ばれたり、悪人と思われたり、偽善者と罵られるが、これは試練で、その成否を決めるのは己の忍耐で…
gendai.ismedia.jp はじめての量子化学 量子力学が解き明かす化学の仕組み (ブルーバックス)作者:平山 令明出版社/メーカー: 講談社発売日: 2019/03/13メディア: 新書
gendai.ismedia.jp 養老孟司さんのベスト10冊 第1位『夜と霧 新版』 ヴィクトール・E・フランクル著 池田香代子訳 みすず書房 1500円 「フランクルは、他者が“生きる意義”を見つけることへの手伝いに、自分の使命を見出した人であると感じています」第2位『…
一月十五日 人生の目的 人がこの世に生まれてきた大きな目的は、人のために尽くすことにある。自己の名声や利益のためだけではないのであって、生まれてから死に至るまで、自分の周囲の人が少しでもよくなれば、それで生まれてきた甲斐があったというもので…
机の前の日めくりニーチェ。 今日は14日。 若者たちは興味深いものや 突飛なものを愛し、 それが正しいか間違っているかには、 無関心である。 より成熟した精神は、真理の中でも 興味深く突飛なものを愛する。 完全に成熟した頭脳は、 ついには、地味で質素…
成人の日 「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」日 坂口安吾から、青年に愬(うった)える。 先日新聞紙の報ずるところによれば浅草の本願寺だかで浮浪者の救護に挺身し、窮民達の敬愛を一身にあつめてその救護所の所…
eiga.com 映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』公式サイト https://gaga.ne.jp/mishimatodai/
「きみはあの月も 星も あんなものが本当にあると思ってるのかい」 とある夜ある人が云った 「うん そうだよ」 自分がうなずくと 「ところがだまされているんだ あの天は実は黒いボール紙で そこに月や星形のブリキが貼りつけてあるだけさ」 「じゃ月や星は…
私は非常な人生浪費者だ。私の浪費癖は、もういまではゴシップになっているが、しかし私の浪費はただ物質だけでなく、私の人生、私の生命まで浪費している。この浪費の上に私の文学が成り立っている――というこの事情も、はじめは私の任意の一点であったのだ…
prtimes.jp 『【西武・そごう】わたしは、私。』 https://www.sogo-seibu.jp/watashiwa-watashi/ www.sogo-seibu.jp
私はいつも神様の国へ行かうとしながら地獄の門を潜つてしまふ人間だ。ともかく私は始めから地獄の門をめざして出掛ける時でも、神様の国へ行かうといふことを忘れたことのない甘つたるい人間だつた。私は結局地獄といふものに戦慄したためしはなく、馬鹿の…
一月七日 意志は運命を拓くもと 今日(西暦一七六六年)はフランスの皇帝ナポレオンが生まれた日である。彼は意志さえ持っていれば道はおのずから開かれてくるものだと信じていた。彼は意志を乱用した傾向はあったが、確かに大英雄であった。意志は運命を拓…
自戒のことば こころよからぬものは── ことばの多き、口のはやき さしで口 手がら話 へらず口 唐(から)ことばを好みてつかふ おのが意地をはりとほす もの知り顔のはなし この事すまぬうちにかの事いふ くれてのち其の事人にかたる 返すといひて返さぬ に…
明日のために今日も寝る、明後日のために明日も眠る、今に見とれよおいどんは..... ── 大山昇太(『男おいどん』)男おいどん(1) (週刊少年マガジンコミックス)作者:松本零士出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/12/03メディア: Kindle版松本零士 未来へ…
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toyokeizai.net 超越と実存 「無常」をめぐる仏教史作者:南直哉出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2018/01/26メディア: 単行本禅僧が教える 心がラクになる生き方作者:南 直哉出版社/メーカー: アスコム発売日: 2017/07/21メディア: 単行本(ソフトカバー)仏…
現代日本人生活心得 五箇条の注文 迷信は重んずべし 正義の主張は犯罪と心得べし 頭の切換へは軽々に行ふべからず 流行語を用ゐるべからず 民は由(よ)らしむべし知らしむべからず ── 福田恆存『(福田恆存評論集〈第7巻〉常識に還れ』)人間の生き方、もの…
十二月三十一日 悔いることは改めることのはじめ いよいよ今年も終わろうとしているが、過ぎ去ったこの一年に何をすることができたかと静かに振り返ってみると、昨年と同じく、やはり後悔すべきことが多いのではないか。しかし、悔いることは改めることのは…
多忙は続く。 人々の休養娯楽に奉仕することが尊い仕事だと知らない人々は貧しい人々だ。休養娯楽が人生に一つの大きな意味ある生活であることを知らないのだから。 休養娯楽の正しい意味が分らぬところに豊かな愛や深い思想や魂は生れてこない。大きな正義…
多忙。 人生とは銘々が銘々の手でつくるものだ。人間はかういふものだと諦めて、奥義にとぢこもり悟りをひらくのは無難だが、さうはできない人間がある。「万事たのむべからず」かう見込んで出家遁世、よく見える目で徒然草を書くといふのは落第生のやること…
十二月二十八日 意志が人を変える これは遺伝的なものだとか、持って生まれた先天的なものだから、しかたがないと考えて、自分の弱いところを自らがゆるし、これを他人にもゆるしを乞う者がいる。だが、これほど祖先に対し不幸で、自分に対して忠義に反する…
十二月二十七日 貧乏に勝つ工夫 貧困になると、苦しまぎれの悪知恵が働いて、人をだまし、おどかし、いくつもの悪い策略を考えるものである。このときこそ貧しさに負けぬ工夫をすべきだ。つまり、貧乏神をおさえつけてふみ倒す気力を持つべきである。 貧乏の…
経済的にも何不自由なく、愛し合っている夫婦がいたが、或る日突然、夫は破産し、それを苦にして自殺した、というような例が、小説でなくてもあるのである。 戦争中、空襲があって防空壕の中にじっと身をひそめいると爆弾がこわくてこわくてたまらなかった。…
多忙。 クリスマスなんてク*喰らえ。
小説を読むなら、勉強して、偉くなつてから、読まなければダメですよ。陸軍大将になつても、偉くはない。総理大臣になつても、偉くはないさ。偉くなるといふことは、人間になるといふことだ。人形や豚ではないといふことです。 小説はもともと毒のあるもので…
人生において、最も人を慰めるものは何か。苦しみ、悲しみ、せつなさ。さすれば、バカを怖れたもうな。苦しみ、悲しみ、切なさによって、いささか、みたされる時はあるだろう。それにすら、みたされぬ魂があるというのか。ああ、孤独。それをいいたもうなか…
短い、しかも一度しかない人生を人類のためにいかに有意義に生きるか、いかに悔いなく生きるかだ。 ── ジャック・マイヨール(『イルカと、海へ還る日』) 2001年12月22日 ジャック・マイヨール 没 グラン・ブルー 完全版 ―デジタル・レストア・バージョン― …
私はいつも神様の国へ行かうとしながら地獄の門を潜つてしまふ人間だ。ともかく私は始めから地獄の門をめざして出掛ける時でも、神様の国へ行かうといふことを忘れたことのない甘つたるい人間だつた。私は結局地獄といふものに戦慄したためしはなく、馬鹿の…