NAKAMOTO PERSONAL

空にある星を一つ欲しいと思いませんか? 思わない? そんなら、君と話をしない。

一日一言「幸と不幸の標準」

二月十八日 幸と不幸の標準 何が福で、何が禍(わざわい)か。昨日までは川の淵だったものが今日は浅瀬となるような変化の激しい世の中で、禍福の区別を定めても何の意味もない。何事も、自分に返ってくることは、みな天のなせるものとして受けとめれば、他…

安吾忌

すべて「一途」がほとばしるとき、人間は「歌う」ものである。 ── 坂口安吾(『ピエロ伝道者』) あちらこちら命がけ 安吾忌。 昭和三十年(1955年)年2月17日 坂口安吾 没。 安吾のことば。 厳選(しきれなかった)五十、とちょっと。 ぼくの生きる指針! …

『堕落論』

久し振りに『堕落論』でも。 (『堕落論』、『続堕落論』より抜粋) 半年のうちに世相は変った。醜(しこ)の御楯(みたて)といでたつ我は。大君のへにこそ死なめかへりみはせじ。若者達は花と散ったが、同じ彼等が生き残って闇屋となる。ももとせの命ねが…

自分のエゴイズムになぜ気づきたがらぬのか

自分のエゴイズムになぜ氣づきたがらぬのか、なぜこれを正當化しようともくろむのか。自分に自信がもてないからだ。食ひたいものを食ひ、欲しいものを身につける自信がないからだ。きみたちはそれほど生きることに自信をもてないのか。 ── 福田恒存(『白く…

山本周五郎

「世間にゃあ表と裏がある、どんなきれい事にみえる物だって、裏を返せばいやらしい仕掛けのないものは稀だ、それが世間ていうもんだし、その世間で生きてゆく以上、眼をつぶるものには眼をつぶるくらいの、おとなの肝(はら)がなくちゃならねえ」 ── 山本…

日本に「建国記念日」が存在しない本当の理由

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菜の花忌

司馬遼太郎は、けっして読者を萎縮させない。逆に、やさしく励まして、元気づける。面白く、興じて、談笑をさそう。陽気で、活発な、心おどりを生む。人の世の、むつかしさ、を描きながら、意気を消失させないのである。ハッパをかける、のではなく、慰撫し…

建国記念の日

「建国をしのび、国を愛する心を養う」建国記念の日。 かつて私は「建国記念の日」反対運動に反対した。お蔭で売物の保守反動を通り越し極右翼扱ひされるに至った。私が望んだのは「建国記念の日」などといふ「休日」ではなく、紀元節といふ「祝日」なのであ…

今に見とれよ...

明日のために今日も寝る、明後日のために明日も眠る、今に見とれよおいどんは..... ── 大山昇太(『男おいどん』)男おいどん(1) (週刊少年マガジンコミックス)作者:松本零士出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/12/03メディア: Kindle版松本零士 未来へ…

「かんじんなことは、目にみえない」

見えないものとか、聞こえない声だとか、あえて言ってないこととか、うまく言えないままのこととか、そういうことのほうが、ずっと多いのだということを、ぼくたちは忘れそうになる。 ── 糸井重里(『小さいことばを歌う場所』) 小さな王子にも曰く、 「か…

一日一言「善と悪」

二月八日 善と悪 世の中のすべてのものは、人に宿ってその心となるが、ゆえに心は活物(いきもの)であって、常に生き生きとしている。心は一つの事象に感じて動くもので、これを意と言う。動くときは人の気持ちが主体となるがゆえに、善ともなれば悪ともな…

ラムラム忌

www.asahi.com 今日はラムラム王、ラムラム忌。 昭和58年(1983)2月7日 武井武雄 没 国立国会図書館デジタルコレクション より。 読めます!『ラムラム王』 (近代デジタルライブラリー) http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1170079 『赤ノッポ青ノッポ』…

ドカ雪

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/390556www.hokkaido-np.co.jp

アポロ14号

gendai.ismedia.jp www.astroarts.co.jp

『告白 三島由紀夫未公開インタビュー』

allreviews.jp 告白 三島由紀夫未公開インタビュー (講談社文庫)作者:三島 由紀夫出版社/メーカー: 講談社発売日: 2019/11/14メディア: 文庫

学問をするには分限を知ること肝要なり

学問をするには分限(ぶんげん)を知ること肝要なり。人の天然生まれつきは、繋がれず縛られず、一人前の男は男、一人前の女は女にて、自由自在なる者なれども、ただ自由自在とのみ唱えて分限を知らざればわがまま放蕩に陥ること多し。すなわちその分限とは…

きっと来る、あすは来る、

明日もまた、同じ日が来るのだろう。幸福は一生、来ないのだ。それは、わかっている。けれども、きっと来る、あすは来る、と信じて寝るのがいいのでしょう。 ── 太宰治(『女生徒』)

一日一言「心は隠すことができない」

二月一日 心は隠すことができない 一事が万事、何気なく言ったひと言や、ちょっとした行動に、その人の性格がよく表れるものである。人はそれを隠そうとしてもできるものではなく、慎むべきことは、言動よりも常に心を正常に保つよう心がけることである。 さ…

『人間・この劇的なるもの』

今日、私たちは、あまりに全体を鳥瞰しすぎる。いや、全体が見えるといふ錯覚に甘え過ぎてゐる。そして、一方では、個人が社会の部分品になりさがつてしまつたことに不平をいつてゐる。 ── 福田恆存(『人間・この劇的なるもの』) 人間・この劇的なるもの (…

グリア細胞

gigazine.net もうひとつの脳 ニューロンを支配する陰の主役「グリア細胞」 (ブルーバックス)作者:R・ダグラス・フィールズ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2018/04/18メディア: 新書実験医学増刊 Vol.37 No.17 脳の半分を占める グリア細胞〜脳と心と体をつ…

道元が「最新物理学の結論」にたどり着いていた!

gendai.ismedia.jp 時間はどこから来て、なぜ流れるのか? 最新物理学が解く時空・宇宙・意識の「謎」 (ブルーバックス)作者:吉田 伸夫出版社/メーカー: 講談社発売日: 2020/01/15メディア: 新書正法眼蔵(一)全訳注 (講談社学術文庫)作者:増谷 文雄出版社/メ…

一日一言「人を許容できる度量」

一月二十八日 人を許容できる度量 人のすることなすことに、気に入らないことは多い。だからといって、他人が悪いわけではない。恐らく気に入らないと思う自分のほうが、悪い場合が多いのだろう。人を許容できる度量が小さいならば、自分の懐の小さいことや…

一日一言「男らしきは優しいこと」

一月二十七日 男らしきは優しいこと 承久元年(西暦一二一九年)今日は、源実朝が無残にも殺された日である。文武の道に秀だ青年であった右大臣実朝は、他の人々の怨みの犠牲になって、はかなくも殺されたけれど、彼の想いのほどは、その和歌に込められてお…

寒梅忌

vpoint.jp今日は寒梅忌。 1997年(平成9年)1月26日 藤沢周平 没 『鶴岡市立藤沢周平記念館』 http://www.city.tsuruoka.lg.jp/fujisawa_shuhei_memorial_museum/ 『藤沢周平の世界』(朝日新聞) http://www.asahi.com/culture/fujisawa/ 藤沢周平「人はど…

一日一言「雲は一時」

一月二十五日 雲は一時 延喜元年(西暦九〇一年)の今日は、菅原道真がおとしいれられた日である。昨日まで飛ぶ鳥も落とさんという勢いであった道真公も、一瞬にして日陰の人になった。けれども雲は永久に月を隠すものではない。それは、月が俗世間に固執し…

トクホより薄弱だった「科学的根拠」

gendai.ismedia.jp

あなたの不幸は、あなた自身が選んだものである

diamond.jp There is no such thing as a problem without a gift for you in its hands.You seek problems because you need their gifts.──────────いかなる種類や程度のものであっても、困難は君達に何かを与える。君達は、言うなれば、困難さを捜してい…

一日一言「熊沢蕃山の遺訓(1)」

一月二十二日 熊沢蕃山の遺訓(1) 人が自分をほめることを聞くと、小さなことでも喜んでしまい、自分を非難する言葉を聞くと、それが事実であれば驚き、事実でなければ怒る。自分の犯した過ちを改めることができないと、人は皆その人柄を知って、心が曲が…

目標は「意志の力」で達成できるほど甘くない

toyokeizai.net

一日一言「善行に遠慮は不要」

一月二十日 善行に遠慮は不要 人の世話をすれば親切ぶると言われ、読書をすれば学者ぶると言われ、自分の考えを述べれば利口ぶると言われ、真面目になれば君子ぶると言われても、人の言葉を恐れていては、電車で他人に席を譲ることも、書店で本を買うことも…