あらゆることを疑つてみたまへ。人事のすべてに猜疑の眼をむけてみたまへ。そして自己の不正を徹底的にやつつけてみたまへ。どうしても疑ひえぬことは、ぼくたちがかうして大地のうへに日々を生きてゐるといふ事実であらう。なにを不正であるときめつけるに…
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