自然を破壊してまで必要か、
「【直球&曲球 野口健】八ケ岳のいたるところにソーラーパネルが…自然を破壊してまで必要か、再生可能エネルギー」(産経新聞)
→ http://www.sankei.com/column/news/170727/clm1707270004-n1.html
登山や講演活動で全国を飛び回っているが、最近、ものすごく気になることがある。例えば高校時代から通い続けている八ケ岳。苔(こけ)の森から岩の稜線(りょうせん)まで実にさまざまな表情をもっている。山麓の田園風景は雄大で美しい。しかし、最近、気がつくと至る所に敷き詰められているソーラーパネル。山頂から下り、いつも通っていた牧草地もソーラーパネルで埋まっていた。山小屋のご主人は「この辺りもメガソーラーが増えましたね。もっと増えるみたいです。それに牧草地だけではなく森まで切り開いてまで建設しようとしている場所もあるんですよ」とため息をついた。
再生可能エネルギー固定価格買い取り制度(FIT)が始まった頃から専門家の間では懸念の声があがっていたが、正直いまひとつピンときていなかった。再生可能エネルギーには太陽光以外に風力、バイオマス、地熱、中小水力などがある。特に火山列島(地熱資源は世界3位)である日本において地熱発電の可能性を強く感じていたからFITにより、今まで注目されてこなかった分野が活気づけばいいとすら感じていた。
しかし、ふたを開けてみればFIT導入後稼働した設備の約9割が太陽光発電。他の発電に比べて低コストで事業化できるということなのだろうが同時に発電量(稼働率)が最も低い電源ともいわれている。驚かされたのが伊豆高原メガソーラーパーク発電計画だ。大室山近くの山腹の森林を大伐採しソーラーパネルを12万枚並べるという。敷地面積は約105ヘクタール。東京ドーム20個分である。開発予定地から目と鼻の先である海岸まで急な斜面でつながっているため土砂の流出への懸念の声が地元漁業やマリンスポーツ関係者からも上がっている。
静岡県の川勝平太知事は関係者に懸念を表明し、伊東市の小野達也市長もこの計画の白紙撤回を求めているが、建築基準法、森林法、環境基本法などをクリアしていれば行政サイドに打つ手はない。何一つ犠牲にしないエネルギーはないが、山を削り日本各地で森林伐採し、美しい景観を壊してまでメガソーラーは本当に必要なのだろうか。
月に祈りを、星に願いを
今日から8月。
夜になったら、星をながめておくれよ。
夜になったら、星をながめておくれよ。ぼくんちは、とてもちっぽけだから、どこにぼくの星があるのか、君に見せるわけにはいかないんだ。だけど、そのほうがいいよ。きみは、ぼくの星を、星のうちの、どれか一つだと思ってながめるからね。すると、きみは、どの星も、ながめるのがすきになるよ。星がみんな、きみの友だちになるわけさ。
「8月は部分月食に流星群も! この夏は月に祈りを、星に願いを」(MYLOHAS)
→ https://www.mylohas.net/2017/08/063799moon_star.html
冷え込みが少なく、夜でも屋外で過ごしやすい夏は、星空観察のベストシーズン。8月は注目の天体イベントが2つあります!
8月8日は、満月なのに欠けて見える「部分月食」
8月8日(火)は満月です。でも、ただの満月ではありません。全国で「部分月食」が起こります!
月食とは、月が地球の影に入りこんで、満月なのに暗くなったり、欠けているように見えたりする現象のこと。今回は、月の一部分が欠けて見える部分月食です。もっとも大きく欠けるときでも、月の直径の4分の1程度となります。月の出や月の入りの時刻は地域によって違うものですが、月食の時刻は日本中どこでも同じ。また、特別な準備は必要なく、時間になったら南西の空を見るだけでOK。月が見える場所ならば、月食の一部始終を肉眼で楽しめるのがうれしいですね。当日のタイムスケジュールは次のとおりです。
部分月食のタイムスケジュール
・部分食の始まり/2時22分頃
・食の最大/3時20分頃
・部分食の終わり/4時18分頃生活のリズムを考えると、観察しづらい時間帯ではありますが、太陽・地球・月による神秘の現象を、自分の目で確かめる価値は大いにあるでしょう。
8月13日は「ペルセウス座流星群」で、星降る夜を楽しんで
ペルセウス座流星群とは、毎年8月12日~13日頃に活動がピークとなる流星群。1月の「しぶんぎ座流星群」、12月の「ふたご座流星群」と並ぶ三大流星群のひとつとして知られています。
さて、今年のペルセウス座流星群は、8月13日(日)午前4時頃(日本時間)に活動がピークをむかえると予想されています。そのため、見頃となるのは13日午前0時過ぎから夜明け前までとなりそうです。12日(土)の夜も流星を見られる可能性は十分にあるので、13日未明の観察が難しい場合は、12日の夜に空を見上げてみてくださいね。
ただし、12日から13日にかけて、夜空には下弦になる手前の月が輝いています。流星を探すときには、月に背を向けたり、手で隠したりして、月明かりを目にいれないように注意しましょう。
見える流星の数は夜空の明るさに左右されますが、街灯りなどの影響を受けない暗い夜空ならば、1時間に20~30個の流星が見られるかもしれませんよ!
流星をより多くキャッチするポイントは、空全体を見渡すように眺めること。流星は夜空のどの方向にも見える可能性があるので、空の一点(特定の方角)だけをじっと見つめるのはNGです。また、空を見上げた途端に流星が見られるとは限りませんから、15~30分くらいは空を眺めたいところ。 広くて安全な場所に椅子を出したり、ラグなどを敷いたりして、楽な姿勢でのんびりと眺めるのがオススメです。
今年の夏、忙しく働いている人も、休暇を楽しんでいる人も、月と星の輝きを夜空に探してみませんか? その時間は、日常にもたらされる至福のときとなるはずです。
ミサイル繰り返しているのに公金投入
「【主張】ミサイル繰り返しているのに公金投入 朝鮮学校訴訟 破壊活動防止法の調査対象である朝鮮総連の影響なぜ軽視する」(産経新聞)
→ http://www.sankei.com/column/news/170731/clm1707310002-n1.html
国が朝鮮学校を高校無償化の適用対象外としたのは「違法」とする判決を大阪地裁が出した。これを適法と認めた19日の広島地裁の判断とは全く逆である。
北朝鮮や朝鮮総連の影響下にある学校運営や教育の実態を軽視しており、そこに公金を投入するのを許す不当な内容と言わざるを得ない。
全国5地裁に同種の訴訟が起こされている。今回は大阪朝鮮高級学校を運営する学校法人「大阪朝鮮学園」が訴えたもので、2例目の判決だ。
判決は、朝鮮学校への支給について、国が北朝鮮や朝鮮総連との関係を問題視し、「国民の理解が得られない」とした点を挙げ、「外交的、政治的意見に基づき、対象から排除した」などと指摘した。これが、教育の機会均等確保をうたう趣旨から外れており、違法で無効だという。
だが、北朝鮮の独裁体制を支える教育内容や朝鮮総連とのつながりに目をつぶることが許されるか。公金を使うことに理解が得られないのは当然である。教育内容を問わずに、教育の機会均等を論じるのはおかしい。
さきの広島地裁は、高校無償化の支給要件である「適正な学校運営」は合理的で、差別に当たらないと判示した。極めて妥当だ。さらに広島地裁は、別の民事訴訟判決を踏まえ、無償化資金が教育以外に流用される懸念を認めた。
大阪地裁はこれに踏み込まなかった。財務諸表のほか、大阪府から学校教育法などの法令違反による行政処分を受けていない、などを根拠とした。外形的判断だけで見誤ってはいないか。
朝鮮総連は破壊活動防止法に基づく調査対象団体である。公安調査庁は朝鮮学校の人事、財政、教育内容などは総連の強い影響を受けていると認定している。
大阪府は橋下徹知事時代に、大阪朝鮮高級学校の実態調査を行ったうえで、金日成、金正日父子を崇拝する教育の見直しや朝鮮総連との関係清算などを補助金の支給要件とし、不支給を決めた。
これを不服として大阪朝鮮学園が提訴したが、大阪地裁は今年1月に退ける判決を出した。今回の判決はこの判断とも矛盾する。
“幸福三説”
昭和22年7月30日、幸田露伴 没
蝸牛忌。
露伴流、幸福になるための3つの方法。
『努力論』より“幸福三説”
- 惜福 = 福を惜しむ。→ http://d.hatena.ne.jp/nakamoto_h/20131220
- 分福 = 福を分ける。→ http://d.hatena.ne.jp/nakamoto_h/20131224
- 植福 = 福を植える。→ http://d.hatena.ne.jp/nakamoto_h/20131229
海舟、評して曰く、
小説もたいくつなときには、読んでみるが、露伴という男は、四十歳くらいか。あいつなかなか学問もあって、今の小説家には珍しく物識りで、少しは深そうだ。聞けば、郡司大尉の兄だというが、兄弟ながらおもしろい男だ。
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